企業講演

協賛企業による講演を下記のとおり開催いたします。(※聴講には参加登録が必要です。)

内容は企業情報や商品、開発についてなどを講演いただきます。質疑応答もありますので是非ご聴講下さい。

■参加企業

■MathWorks Japan

コーセル株式会社

■TDKラムダ株式会社

四変テック株式会社

■菊水電子工業株式会社

講演スケジュール

MBDによるパワーエレクトロニクス機器の設計の勘所

■日 時:9月7日(木) 11:1811:38 (03-1A-05

■会 場:第3会場 F棟 2階 F207講義室 「パワーエレクトロニクス

■発表者:鎌谷 祐貴 (MathWorks Japan)

■講演概要:
 コンバータの設計は熱・電気・制御といった複数の領域に関与するため、挙動の解釈が難しく様々な知識や経験が必要になります。実機の挙動を把握する手がかりとしてモデルを活用することで、設計者の理解を助けるだけでなく、設計に必要な知識や設計の要件をモデルに含めることで「シミュレーションとして実行可能なナレッジ」として利用することが可能です。
 本講演ではMATLAB/Simulinkによるコンバータの基本的な設計プロセスをご紹介します。また、モデルの活用で議論になることが多い異なるモデル粒度の連携についてご紹介します。粒度を分ける境界線を定義するための勘所や実際のデモを合わせてご紹介させていただきます。

「MATLAB/Simulinkによるマイクログリッドシステム動作検証」

■日 時:9月7日(木) 14:40~15:00  (02-1P-01

■会 場:第2会場 F棟 2階 F208講義室 「電力技術・エネルギー」

■発表者:鎌谷 祐貴 (MathWorks Japan)

■講演概要:
 マイクログリッドのような複数のコンポーネントを統合した電力システムは、実験設備を動作させる環境を構築することが用意ではありません。MATLAB/SimulinkではSimscape Electricalを用いることでマイクログリッドの物理モデリングが可能です。提供しているライブラリブロックも単一のスイッチングデバイスレベルから、平均化モデルのコンバータ・インバータモデルを提供しており、粒度の異なるモデルを混在することもできます。

 本講演ではSimscape Electricalの機能紹介とデモをご紹介することで、MATLAB/Simulinkによってモデル上で電力システムの検証が可能であることをご紹介します。

MATLABによるAIモデル開発の最新動向と事例

■日 時:9月8日(金) 11:0011:20  (08-2A-10

■会 場:第会場 F棟 3階 F308講義室 「人工知能

■発表者:田口 美紗 (MathWorks Japan)

■講演概要:
 近年、ChatGPTの登場等により、人工知能(AI)はこれまで以上に注目を集めています。

 本セッションでは、教育機関および企業の両方のお客様へAI導入の技術サポートを行ってきた経験から、以下の内容についてお話しします。MathWorks製品の利用経験を問わず、どなたでもご参加歓迎いたします。

 ・MATLABによるAIモデル開発の最新動向

 ・学術界と産業界におけるAIの導入事例

 ・AIモデルのデプロイおよびサービス化

MATLABで始める外観検査 ワークフロー概説と最新アルゴリズム紹介

■日 時:9月8日(金) 14:00~14:20  (05-2P-01

■会 場:第会場 F棟 3階 F302講義室 「パターン理解

■発表者:田口 美紗 (MathWorks Japan)

■講演概要:
 DXの流れから、製造や検査へのAI適用は重要なテーマとなっています。

 本講演前半では、MATLABによる外観検査のワークフローや学習パスをご紹介します。後半では、最新アルゴリズムとしてPatchCoreという手法を取り上げ、原理と適用例について、PatchCoreによる異常検知のデモを交えながらご紹介します。これから実際に外観検査をされる方も、新しいアルゴリズムを取り入れたい方も、どなたでも奮って参加ください。

スイッチング電源開発におけるフロントローディング設計について

■日 時:9月8日(金) 10:4811:08  (07-2A-08)

■会 場:第会場 F棟 3階 F307講義室 「電子回路

■発表者:伊藤 優矢 (TDKラムダ

■講演概要:
 TDKラムダは、世界5極に研究開発拠点を有した産業機器向け電源のリーディングカンパニーである。

 小電力な絶縁型DCDCオンボード電源CCGシリーズの小形化に向けた高密度設計のアプローチや大電力な絶縁型双方向DCDC電源EZAシリーズの技術的ハイライトを紹介する。シミュレーションを活用したフロントローディング設計の狙いや回路、熱、磁気シミュレーションの活用事例、シミュレーション導入の期待効果等を紹介する。

超小型AC/DC電源Tシリーズ開発について

■日 時:9月8日(金) 11:32~11:52  (07-2A-11

■会 場:第7会場 F棟 3階 F307講義室 「電子回路

■発表者:萩中 悠太 (コーセル

■講演概要:
 市場からの電源小型化の需要を受け、超小型AC/DC電源の開発を行った。電源を小型化するための手法の一つとして、電源のスイッチング周波数を高く(高周波化)する方法があげられるが、高周波化すると半導体やトランスの損失が増えてしまう。

 本製品では高周波化による損失増加を抑えるため「新しい回路方式の採用」、「次世代半導体の採用」、「高周波基板トランス技術の採用」を行った。その内容について紹介する。

自動販売機用電源の開発

■日 時:9月8日(金) 14:00~14:20  (07-2P-01

■会 場:第7会場 F棟 3階 F307講義室 「電子回路

■発表者:大西 芹奈 (四変テック

■講演概要:
 自動販売機用のスイッチング電源は、定電圧電源と定電流電源とが一つの基板に実装されている。

 一般的に、定電圧電源と定電流電源とを一体化した回路構成の場合、自販機内で其々のGNDを絶縁する必要があり、内部配線が複雑になる。一方で、定電圧電源と定電流電源のGNDを同電位とすると、自販機内の配線は簡素化できるが、逆に電源内部で、定電圧電源と定電流電源のGNDを絶縁する必要があり、また、定電流電圧に印加する調光信号などに絶縁が必要になるなど外部信号受動回路が複雑化してしまう。

 これらを解決するため、定電流電源の制御点をマイナス検出にすることで定電圧電源と定電流電源のGNDを同電位、且つ、外部信号受動回路も簡素化できた。

インバーター回路のアーム短絡保護に関して

■日 時:9月8日(金) 15:0815:28  (07-2P-05

■会 場:第7会場 F棟 3階 F307講義室 「電子回路」

■発表者:小助川 大知 菊水電子工業

■講演概要:
 昨今の世界的な半導体不足からの部品入手難によって開発中の交流電源装置に搭載が決定していたスイッチング素子をIGBTからMOSFETに変更することを余儀なくされた。

素子の変更に伴い発生した課題のうち、アーム短絡保護回路の再設計をテーマとして取り上げる。

 この再設計は、IGBTとMOSFETの電気的特性の違いによって異常検出の判定レベルを見直す必要が発生したことが要因である。

 今回、短絡保護回路の再設計を行うにあたってどの様なコンセプトのもとに異常検出の判定レベルの見直しを行ったのかを、苦労した点を交えて講演内容とする。