協賛企業による講演を下記のとおり開催いたします。(※聴講には参加登録が必要です。)
内容は企業情報や商品、開発についてなどを講演いただきます。質疑応答もありますので是非ご聴講下さい。
■MathWorks Japan
■アトラスコプコグループ/エドワーズ
■コーセル株式会社
■菊水電子工業株式会社
■四変テック株式会社
「MATLAB, Simulinkによるマイクログリッドのシステムシミュレーション」
■日 時:9月18日(木) 11:12~11:32 (04-1A-07)
■会 場:第4会場 A棟 [2階]A22講義室 「電力技術・エネルギー」
■発表者:鎌谷 祐貴 (MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部)
■講演概要:
マイクログリッドのように複数の機器や再生可能エネルギー、蓄電池が連携する電力システムでは、実験設備の構築や多くの試験を繰り返しことが容易ではありません。MATLABおよびSimulinkを用いることで、マイクログリッドの物理モデルや制御モデルを構築し、シミュレーションを通じてシステムとしての機能・性能を評価することが可能です。Simscape Electricalは、スイッチング素子レベルの詳細なモデルから、平均化モデルによるインバータやコンバータまで、さまざまな粒度の物理コンポーネントを提供しており、目的に応じた柔軟なモデリングに対応しています。
本講演では、Simscape Electricalを活用したマイクログリッドのシステムシミュレーション手法と、その活用例についてご紹介します。
「パワーエレクトロニクス機器開発のためのモデルベースデザイン(MBD)」
■日 時:9月18日(木) 14:40~15:00 (03-1P-01)
■会 場:第3会場 A棟 [2階]A23講義室 「パワーエレクトロニクス」
■発表者:鎌谷 祐貴 (MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部)
■講演概要:
パワーエレクトロニクス機器の設計は電気・熱・制御など複数の領域にまたがる知識と経験が求められます。機器の挙動や相互作用を適切に把握するためにモデルベースデザイン(MBD)の活用は有効です。モデリングとシミュレーションを通じて、設計要件の明確化、挙動の可視化、ナレッジの蓄積を促進することができます。
本講演では、MBDによるパワーエレクトロニクス機器の基本的な設計プロセスを解説します。また、実務上課題となりやすいモデル粒度の考え方について取り上げます。粒度の切り分け方のポイントや異なるモデルの連携方法、さらにその応用例についてご紹介します。
「MATLABによる医療アプリケーション開発事例」
■日 時:9月19日(金) 11:30~11:50 (08-2A-10)
■会 場:第8会場 A棟 [3階]A32講義室 「生体工学」
■発表者:田口 美紗 (MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部)
■講演概要:
近年、医療・ヘルスケア分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴い、生体信号解析や医用画像処理へのAI技術の応用が急速に拡大しています。
本セッションでは、弊社MathWorksの提供する統合開発環境を用いた、医療分野での最新の国内外の取り組みをご紹介します。
MATLABによる生体信号解析・医用画像処理の最新動向
医療現場や研究開発におけるAI活用事例
医療機器開発のアプローチと実践例
「MATLABによる外観検査の最新動向と事例紹介」
■日 時:9月19日(金) 13:30~13:50 (04-2P-01)
■会 場:第4会場 A棟 [2階]A22講義室 「パターン理解」
■発表者:田口 美紗 (MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部)
■講演概要:
DXの流れから、製造や検査へのAI適用は重要なテーマとなっています。本セッションでは、教育機関および企業の両方のお客様へAI導入の技術サポートを行ってきた経験から、以下の内容についてお話しします。
MathWorks製品の利用経験を問わず、どなたでもご参加歓迎いたします。
MATLABによる外観検査モデル開発の最新動向
産業界における外観検査の導入事例
外観検査のデプロイおよびサービス化
「SiCパワー半導体のリンギング抑制技術」
■日 時:9月18日(木) 10:48~11:08 (08-1A-09)
■会 場:第8会場 A棟 [3階]A32講義室 「電子回路」
■発表者:相田 幹 (菊水電子工業株式会社)
■講演概要:
菊水電子工業の交流電源では、2018年に発売した製品からSiC MOSFETを使用している。SiCの採用によって高電圧高速スイッチングが可能になったが、ノイズにも対策が求められるようになった。
近年は高出力化要求により、発熱対策もますます重要になってきている。
本講演では、スイッチング時に発生する電圧リンギング対策の見直しと再設計を行い、現行回路と比較してさらにリンギング電圧を1/2以下に削減しつつ、出力電流を2倍にした実験について発表する。
「スイッチング電源開発におけるAI活用についての検討事例の紹介 」
■日 時:9月18日(木) 11:08~11:28 (08-1A-10)
■会 場:第8会場 A棟 [3階]A32講義室 「電子回路」
■発表者:小西 朋春 (コーセル株式会社 新製品開発一部)
■講演概要:
近年、スイッチング電源の高効率化や高速応答化などを目的に回路が複雑化する傾向にある。
その回路設計の最適化には技術者のノウハウと多くの設計工数が必要となっており、その開発業務の効率化が課題となっている。
コーセルでは以前より、フロントローディング設計として、流体解析・応力解析・電気回路シミュレーションといったCAE技術を活用している。また、新たな試みとして、AI技術の導入による開発業務のさらなる効率化について検討を進めている。
本公演では、AIを活用して電源評価の短縮化や、シミュレーションとAIを連携させた回路設計の自動化について、その有用性の検討事例を紹介する。
「スイッチング電源の第三者認証」
■日 時:9月18日(木) 11:28~11:48 (08-1A-11)
■会 場:第8会場 A棟 [3階]A32講義室 「電子回路」
■発表者:大西 芹奈 (四変テック株式会社 電子機器事業部 技術部 技術一課)
■講演概要:
製品のグローバル展開を視野に入れ、海外市場にて販売するには、各国の安全規格に適合する必要があります。 その適合性を客観的に証明する手段として、第三者認証の取得が重要な役割を果たします。 第三者認証とは、製品が所定の技術基準を満たしていることを、独立した機関が中立的な立場から評価・証明する制度です。
認証取得を円滑に進めるためには、設計段階から認証要件を考慮することが重要です。 スイッチング電源の第三者認証を取得した経験をもとに、制度の概要と近年の動向についてご紹介します。
「アトラスコプコグループ企業説明およびターボ分子ポンプの電気系技術と今後の技術展開」
■日 時:9月18日(木) 14:40~15:00 (10-1P-01)
■会 場:第10会場 A棟 [4階]A45講義室 「計測・制御」
■発表者:孫 彦斌 (アトラスコプコグループ/エドワーズ株式会社)
■講演概要:
前半:アトラスコプコグループの説明をさせていただきます。
後半:真空用ターボ分子ポンプ(TMP)は、超高速で回転するロータを用いて分子流領域のガスを効率的に排気する装置であり、その性能と信頼性は、モータ制御、磁気浮上技術、電力変換回路などの電気系技術に大きく依存しています。
ターボ分子ポンプ(TMP)の構造と動作原理を概説した上で、電気電子工学の視点から、当社が取り組む先進的な制御技術、事例について紹介します。